(社)愛媛県空調衛生設備業協会 |
<トピックス> |
〇日 時:令和7年10月2日(木) 13:30~15:30
〇場 所:松山市管工事業協同組合 3階会議室
〇講 師:(株)富士通四国インフォテック CADソリューショングループ 大塚 弘幸 氏
スパイダープラス(株) 関西支社 太田 稜健 氏
〇参加者:17社28名
業界の課題解決に向けた手段として有望視される「建設DX」をテーマに、今年度1回目のCPD講習会を開催しました。
土居会長から「業界の現場では高齢化が深刻で、人手不足解消のためには生産性向上に、また安全性向上やコスト削減などにも対応していかないといけない。建設DXを取り入れることで、現場の効率化が図れると期待する。」と開会の挨拶後、二神技術委員長から講師紹介を行い、講義に入りました。
講義1では、(株)富士通四国インフォテックの大塚氏から建設業の課題整理と建築設備BIMや3次元CADの現状を講演いただきました。BIMとは何かといった基本的な内容から、現在の国土交通省や愛媛県、大手サブコンの取り組みなどの説明を通じ、建設業の課題に対して、今BIMが注目されている理由が分かるものでした。さらに、最新の3次元設備CADがどこまでBIMに対応できるのかパソコンの実演がありました。
講義2では、スパイダープラス(株)の太田氏から、人手不足時代を乗り越えるため、建設DXによる生産性向上への道筋を解説する講演が、受講者参加形式で行われました。
建設業従事者の動向や、中小企業の人材不足による課題の整理、現場のDXによるビフォーアフター比較、生産性向上へ具体的に役立つDX技術と最新機能など、事例紹介と実演を軸にして説明が進められました。
受講者からの質疑対応を含め、長時間にわたり講演いただいた大塚、太田両講師をはじめ、企画・準備でお二人との仲介の労を取っていただいた協会賛助会員の㈱システム エイ・ディーの皆様、大変ありがとうございました。現場から遠いと思われていた建設DXが、身近なものになりつつあることを実感できた講習会になったと思います。