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2022年12月21日 [その他]

女性技術者による建設業の魅力発信セミナー初開催

日時:令和4年1220()  11001150

場所:松山工業高校 本館2階 大会議室

参加:建築科、工業化学科、土木科の女子生徒(1・2年生) 39

内容:〔演題〕「建設業で働いておもうこと」

    〔講師〕重松兄弟設備㈱ 仲岡 真那美さん(同校繊維科 平成27(2015)年卒業)

 

 当協会として初となる「女性技術者による建設業の魅力発信セミナー」を松山工業高校の女子生徒に向けて開催しました。

 

 はじめに、土居会長が「施工管理技術検定、配管技能検定の受検に向けた講義や実技練習、出前授業、マッチングフェアなどの行事を通じ、協会と松山工業高校とは10年来の付き合いだが、このたびも校長先生、教頭先生たちの尽力で、本日のセミナーを開催できることになった。建設業界は、団塊の世代の大量退職で人手不足に陥り、人口減少がこれに拍車をかけているため、今まで以上に女性に活躍してもらう必要がある。本日は、業界に興味を持ってもらうとともに、協会企業の経営者3名も参加しているので、質疑では業界への意見・要望も聞かせてもらいたい。」と挨拶しました。

 

 続いて仲岡さんの講演が始まりました。女子生徒の手元には、忙しい合間を縫って仲岡さんが作成した資料が配られており、それを見ながら話を聞く形で進みます。

 話の展開は、「施工管理」、「設計」、「営業」に分けて「建設業とは」を解説することから始まり、次に「施工管理と現場管理」の業務内容を説明、最後に自身が携わる松山東警察署建て替え工事での体験を交えた「現場管理で働いて」みての仕事への意見などが熱心に語られました。

 中でも、建設業は3Kと言われるが、事務は長い時間着座のままであったり接客は体調に関わらず笑顔を絶やせなかったりという「きつい」面がどの業種にもある、また事務や接客業などと比べると「危険」な面は確かにあるが、危険な仕事は相応の資格を持ってないと任せてもらえず、安全への配慮がかなりあるといった見解や、現場でのヘルメット装着と前髪との関係、日々の肌の手入れと化粧の関係、繊維科在学中に現在の会社を見つけ、学んだことが直接的に役に立たないことを自覚しながらも就職へ至った経緯など、最前線で働く若い仲岡さんならではの思いや考え方が披露され、最後は、仕事を選ぶ上で建設業を初めから除外しないで、調べてみて興味を持てるかどうかで判断して欲しいと呼びかけ、うなずいてくれる女子生徒も数多くいました。

 

 質疑では、面接に関するノウハウ的なことや女性技術者が少ないことへの感想などがやりとりされたほか、協会から参加の経営者からは、「給与」「休暇」「希望」の「新3K」対応に取り組んでいることや面接に対する採用側の視点などの補足説明を行い、アンケート結果を見ても女子生徒から好反応を得られたセミナーとなりました。

 

 多忙な中、講師役を引き受けてくれた仲岡さん、ありがとうございました。

 

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(許可番号:d20221222-04)

 

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