日 時:令和7年12月16日(火) 10:00~12:50(②③④限目)
場 所:八幡浜工業高校 第2教棟1階 応用力学実習室
対 象:機械土木工学科2年生(計21名)
内 容:〔講 義〕「空調衛生設備業について」
講師;㈱松原水道工業所 代表取締役 亀岡 慎 氏
〔体験実習〕塩化ビニルパイプを用いた配管作業
指導;㈱明成、㈱平和設備、㈱松原水道工業所
㈲村上水道工業所、㈱土居鉄工所
今年度も八幡浜工業高校に講師を派遣して出前授業を実施しました。同校の萬奥先生が進行役で、対象は機械土木工学科の2年生全員です。
最初に土居会長から「初期の出前授業は座学だけでしたが、体を動かした方が楽しいということで実習を取り入れました。あれこれ話し合い、雑談も交えながら楽しい時間になることを期待します。また、当校を訪れるといつもトイレがきれいで、運営の素晴らしい学校だと思いますので、楽しい高校生活をおくるとともに、先生に感謝できる高校生になって下さい。」との挨拶がありました。
講義に入ると、講師の亀岡技術副委員長が、協会設立50周年記念の30秒CM2種と、昨年度出前授業の模様を取材した動画を上映して、生徒に協会活動と授業の流れを理解してもらいました。続いて空調衛生設備業に興味を持ってもらうため、「完成すれば終わりではなく、メンテナンスや機器の更新を含めると発注者と長い関係が続く仕事」であることなど、スライドを用いて業界の特徴と魅力を紹介しました。
実習では、まず設計図を見て切り出すべきパイプの長さを全員が計算してみました。
次は計算結果を用いた組み立て作業です。指導役の技術委員5名がテーブルを分担して切断、面取り、接着の方法を一通り教え作業に入りました。二人一組の生徒は技術委員から助言や手直し支援を受けながら作業を進め、時間内に6組程度が完成に至りました。
作業終了後、生徒代表から「業界を知るとともに、仲間との作業を通じて良い経験になりました。」との謝辞があり、担い手が減る中、授業を通じて業界のことを生徒達に覚えてもらえたのではと思います。

